特色                                      一人一人に適した無理のない勉強法を提案し、実践させます

これまでの特色欄の内容は、指導方針欄に移しました。この欄には新たにオンライン授業Q&Aとして活用させていただきます。

 

私の文章は、生徒から「長すぎて読みづらい」という指摘をよく受けますので、以下、なるべく読み易いように小見出しをつけ、短くまとめました。よろしければ、最後までご覧願います。

 

 お知らせ(11月3日)

 

秋に見直す。秋から始める。オンライン無料自習室オープン。(毎日21時半から23時半まで) 秋は、各学年とも重要単元が目白押しで、 塾を始めたり、 個人指導に切り替えたりするのに格好の時期です。集団、個別、動画等 さまざまな授業形式がありますが、入塾問 い合わせで、やる気はあるのに、 やっているのに力がつか ないという相談をよくいただきます。いくらいい授業を受けても、家できちんと復習して、自分で確認テストをして、理解できているかどうかを確認し、覚えるまで反復して繰り返さないとテストの時に得点に結びつきません。ポイントは、一人で毎日どんな勉強を積み重ねてゆけばよいかです。そのプロセスこそ伸びの差になって現れます。日々の目標を立て、やり切り、自分のペースで独学の勉強法を身につけた生徒が、加速度がつき、一番伸びてゆきます。私は、この理解定着までのプロセスに着目し、反復演習の教室としてオンライン自習室を開設しました。毎日2時間参加する必要はありません。30分でも参加することで、勉強習慣が身につき、自立学習になってゆきます。

 

お知らせ (10月1日)

 

ニュースや新聞等で、すでにご存知のことと存じますが、英検から9月29日に、準2級と2級の間に新たな級を新設するという発表がありました。2025年度から実施されます。詳しくは、英検の発表を待つしかありませんが、塾で教える私としては、生徒の今の英語力を把握し、生徒へのきめ細かな対応こそが、合格に直結するという感じがいたします。継続は力なりと申しますが、大学受験を睨み、いつまでに取得すべきかが重要になってくるように思えます。英検からの詳しい内容の発表があり次第、新しい級に向けての当塾の指導内容、指導方針をご提案申し上げたいと考えております。新設される級につきまして、詳しくは英検HPでご確認いただきますようお願いいたします。

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お知らせ (8月11日)

 

先月、英検より、2024年度から長文が減り、英作文が増えるという変更が発表されました。今後ますます発信力の強化が必要になってくると思います。

山口から東京の生徒に受験や英検が指導できるのかとお考えになる方もいらっしゃることと思います。確かに一般入試での私立難関校や医学部受験、また国公立の2次試験は、入試問題の特色や癖を知り尽くした地元の塾や予備校で、切磋琢磨し競い合うのがよいと思います。その一方で、近年「年内入試」と言われ、推薦入試が過半数を上回ったり、共通テストや英検の結果が一般入試に利用できたり、大学入試自体が以前に比べ、大きく様変わりしつつあります。さらに、今回の英検の一部変更の発表により、英検2級を早めに取得し、準1級を目指す生徒が、今後ますます増えてゆきそうに思います。
そこで私は当塾の今後の新たなる指導方針として、4つご提案したいと思います。

 

まず第一は、英検準1級を無理なく目指そうです。
英検は出題形式がよく似ています。そのため、3級をめざして過去問を解くことが、3級合格のためだけでなく、将来受験することになる2級や準1級にも役立ちます。英検の受験日が迫ってきてから急に対策をするのではなく、普段から英検過去問を解くようにすれば、出題形式や時間のペース配分がわかってきます。3級対策で解説に載っていた解き方が、準2級でも生かせることがわかります。授業中に私と一緒に解いてみることで、家庭学習での進め方がわかってきます。また、当塾では2次対策も十分に実施します。授業後にラインで、次回の予定確認と自主的にやって欲しい宿題を指示します。普段から英検対策を計画的に進めることで、準1級レベルに無理なく早めに到達することが可能になります。

 

第2は、共通テストで8割を目指そうです。
生徒から、初見の長文が読めないとか、リスニングが聞き取れないという相談を受けることがあります。私は、「音読不足が原因。方法論とかに拘らず、シャドーイングで毎日音読特訓」と助言しています。ネイティブの先生の声に合わせて読みながらシャドーイングを積み重ねることで、先生の読み方を丸ごと真似て読むようになり、リズムで読む、リズムで聴くことを意識するようになり、自然と英語のリズムが身に付きます。リズムに慣れると、英文は、一定の速度で読まれていることにも気付くはずです。そのため初見の長文を読む際に、ネイティブの先生なら、どんな風に読むかなと考えるだけで、引いたり構えたりすることなく、自分で身につけた自分の読み方で読み進めてゆけるようになります。また、リスニングも出題形式や速さは把握してますので、不安を感じることなく、落ち着いて試験に挑めます。
長文が苦手という生徒は、音読しても声に勢いがありません。いきなりシャドーイングも無理がありますし、続きません。私と一緒に易しい長文から読み始め、積み重ねてゆくと、知識だけでなく自信も付いてきますので、声に勢いが出てきます。と同時に、もっとうまく読めるようになりたい。とか、ネイティブの先生ならどんな風に読むかなと思うはずです。必要性を感じてシャドーイングを行えば、効果てきめんですし継続します。

シャドーイングがうまくなった生徒は、間を大切にします。間を入れながら読めば、疲れませんし、気持ち的に時間的に余裕が生まれます。この余裕こそが、どんどん問題を解き裁いてゆき、即、得点力に直結し、8割できたを可能にします。

 

第3は、電子辞書を活用しようです。入塾問い合わせ等で私の感じることですが、とにかく意欲的な生徒は、どんどん解いて先に進めています。最近では、中3で英検2級、高2で準1級を目指す生徒が増えてきたように思います。またその中には塾に行かずに、独学で勉強している生徒も、かなり含まれているはずです。その要因は、CBTの利用で受験回数が増えたこと。そして自学自習教材が充実してきて、家庭での対策で十分に合格レベルに到達できるようになったこと等ではないでしょうか。その一方で「2級は自分でやって2回続けて不合格だった。やはりこのあたりで先生が必要かなと感じて、親と相談して決めた」という当塾での入塾ケースがあります。
私は、英作文と2次試験を苦手とする生徒に電子辞書の活用を勧めています。黙って考えていると時間ばかりが過ぎて何も思いつきませんが、検索機能を使えば、自分の言いたい表現がすぐに見つかります。私は、思い付いたらいきなり書くのではなく、まずメモ程度に下書きしてそれから書き始めるように指導しています。電子辞書を活用して練習すれば、単語単位ではなく、フレーズで覚えるようになります。さらに英語独特の表現や言い回しに慣れて使いこなせるようになります。フレーズをたくさん身につけることが、表現をなめらかにさせますので、2次のスピーキングにおいても、まさに日本語より先に英語が飛び出してくるようになります。
また加えて、2024年度より新たに加わる英作文では、英語の文章を読んで、その内容を決められた語数で要約するという形式とEメールに対する返信ですが、このような問題形式でも、適切なフレーズの運用力が決め手となってくるように思います。英検HPによれば、英作文は、内容、文構成、語彙、文法の4つの観点から各項目ごとに採点されるとなってます。生徒には、まず、自分で書いてみてたくさんの模範解答を読むだけでなく、実際に書き写してみるようにすすめています。長い文にならないように、適切なフレーズを選びながらつかいこなすことが、英語の運用力を飛躍的に高めてゆきます。我流の英文から相手にすぐに伝わる英文に変わってゆきます。できるだけ手本となる英文を真似ることです。電子辞書を活用して、フレーズを意識した短文で、スマートな英文が書けるようになると、流れるように論理の展開がなめらかで、1本芯の通った文章になり、納得のゆく高得点となります。

 

最後に4つめにまとめとして、自学自習を目指そうです。準1級を高2までに取得するためには、その基礎となる高校英文法の早期完成が不可欠です。また、単元別演習に加えて、基礎から長文演習を積み重ねると、考えて解く柔軟な思考力が養成され、600語を越える共通テストでも、気後れせずに立ち向かってゆく強い自信がついてきます。これからの受験英語には、自分で調べて自分で進めるという自分独自の勉強法が必要であると思います。できる生徒は、自分でどんどん先に進めています。自分の弱点を知ることが偏差値を伸ばす。できる生徒はその事を知ってます。模試結果の解答解説とデータ表を見て原因を分析し、対策を練ることを怠りません。中学生の場合は、定期テストの答案返却後、しばらくしてデータ表が配布されます。どこができたか、どこで差がついたか、私はデータ表の得点分布と正答率を見ながら生徒と一緒に考えます。正答率が高くて自分ができていないと「本当はここはできてた。時間がなかった」と言います。他のみんながテストまでどんな勉強をしていたのかがおぼろげながらわかります。家での仕込みの時間を十分に確保すべきです。私は生徒に、わからないところは、書画カメラとホワイトボードで、とことん丁寧に教えるので、わかるところは、自分でどんどん先に進めるように言ってます。私は、勉強のやり方をアドバイスします。まず、読めること。何度も読んでゆくうちに意味も覚えますし、書けるようになります。知識が増えてくると自信がついてきますので、あせりや危機感は無くなります。ここは自分でできそうだ。ここは塾で一緒にやりたいと目的意識を持つと、勉強が落ち着いてきます。自分で目標に向けて計画が立てやすくなり、毎日実践することで自学自習になってゆきます。

高校生もシャドーイングを旨とすべしというところは変わりませんが、市販の教材も塾の教材も最近のものはCDと解説動画が付いているものが多いです。自分1人で計画的に進められます。特にテキストの最後の例文一覧を効果的に使えば、文法のポイントはしっかりと定着します。私は生徒にシャドーイングで例文一覧を丸暗記するようにすすめています。no more than, no less than, と覚えても、試験の時はうまく解けないことがあります。生徒は「覚えたんだけど、出てこなかった」と言います。そこで、その生徒にシャドーイングをすすめたところ、次の試験では関係詞が中心でしたが、十分な結果を出してきました。「やはりお手本があった方がやり易い」と答えてくれました。シャドーイングでは、丸ごと真似ることで英語のリズムが自然と身に付き、我流の英語から正しく通じる英語に変わってきますので、思い出し易くなるのだと思います。よく4技能を読むと聞く。書くと話す。という2つにまとめて説明されますが、私は重要暗記例文をシャドーイングして、その後覚えている例文を書いてみるように指導しています。講義を聞くだけでは表現力は伸びません。常に自分の英語力がどのレベルにあるかテストして確認することが必要です。そこで、毎日、口頭英作文による確認テストを行えば、まだ覚えてないこと、これから覚えなければならないところが、明確になってきます。自分で信頼できる教材をしっかりと解きこなしてゆくことで、効率的な勉強法となり、本物の受験生になってゆくはずです。更なる高みをめざし、生徒のやる気と努力が、満足のゆく結果に結びつくよう、私も精一杯支援してゆきたいと考えております 

お知らせ (5月14日)

 

2 原点回帰。徹底的な音読演習。
「これからの受験は、教師ではなく、教材。問題処理能力の速さと正確さで決まる。そのため、教材とシステム管理がカギになる」という共通テストを見据えたいくつかの記事を見つけました。さらに、現在では集団授業や個別指導、家庭教師に加えて、オンラインや動画やAIを用いた授業など、塾にもさまざまな授業形態があります。学校でもタブレットを使って授業やスピーキング試験が行われるようになり、以前のような板書による講義形式の授業から大きく様変わりしつつあるように思います。「いったいうちの子にはどのような授業が向いているのか。やはり対面で先生から直接指導を受けないとやらない」とか「親がたまにみているが英文法の知識がバラバラで、体系だった英文法を習わせたい」というご相談をいただくことがあります。確かに、新指導要領になって、各学年とも学習内容が増えましたので、教科書が分厚くなりました。しかし週4時間という授業時間数は変わってないので、生徒は授業についてゆくだけでも大変だと思います。
そこで私がご提案したいこれからの勉強法は、学校の教科書をほったらかしにしないで、毎日の勉強を大切にする反復学習です。ズバリ原点回帰です。受験英語の原点回帰とは、音読と即答英作文ではないでしょうか。我流でやってもすぐに飽きて長続きしませんが、CDの先生の声に合わせて丸ごと真似る練習を積めば、英語のリズムがついてきます。日本語で理解するというしばりやこだわりが無くなり、戻り読みが必要なところだけじっくり読むというような試験時間を考えた読み方になります。長文が苦手な生徒は、集中力が弱いです。英語の長文は、次に何が書いてあるのだろうというふうに興味が途切れないよう、順を追って書いてありますので、リズムで読んでゆくことで、流れを把握しながら集中して読めます。それが予測力や感を鍛えます。
私は、高田馬場で1対1の対面授業を22年11月まで30年間行ってまいりました。授業は、文法中心で私が導入解説して生徒に問題を解かせて、私が添削してまた生徒に類題を解かせるという流れでした。私の一方的な授業で、生徒はテキスト解説の読み合わせと質問以外に声を出すことはありませんでした。しかし効率的で中学の総復習と高校内容の実戦演習でいっきに成績を伸ばした生徒はたくさんいました。まさに30年間はその実績に支えられてきたという思いです。ところが近年、共通テストで文法問題が無くなり、また当塾においても英検準1級を目指す生徒が増えるなど大学入試も大きく様変わりしてきたように思います。今求められている英語力は、知識だけでなく、これまで習得した英語を使い、設問に対して適格に自分の意見を表現できる発信力です。発信力を伸ばすためには、フレーズを増やすことです。習うより慣れよともうしますが、理屈にこだわらず、新しいフレーズをどんどん仕込んでゆくことで、豊かな表現力が身に付きます。それらを整理して繰り返し使いこなしてゆくことで、しっかりとした文構造を考えながら、その時その場にふさわしい発信力が養成されてゆきます。私は生徒に「読まないから読めない、使わないから使えない」と言ってます。また、教科書の音読は文法チェックにもなります。疑問に思った文法もすぐに調べるように心がけることで、体系的な英文法が構築されてゆきます。音読の積み重ねが得点力を伸ばすことがわかってきます。

 

 お知らせ(4月2日)

 

4月になりました。昨年12月より新たにオンライン専門塾として早くも4ヶ月が過ぎました。当塾では「オンラインでしかできない授業をやろう」というコンセプトをもとに、日々研鑽を積み重ねてまいりましたが、当塾の生徒と保護者様のご支持とご理解を賜り、ようやく当塾の目指す方向性とその授業内容につきまして、具現化できる段階まで到達いたしました。まだまだ道なかばではございますが、新年度となるこの4月に、新たなご提案として発表させていただきたく存じます。 長くなりまして恐縮ですが、最後までご覧いただき、ご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
1 80分は、長過ぎる。60分で十分。

中1女子のお母様から「うちの子は80分はもたないようだ。60分8回でお願いしたい」という相談を受け、2月は週2回ペースで学年末対策を実施したところ、十分な結果を出してくれました。感想を聞いたところ「60分だと残り時間を気にせず集中できた。毎回音読したので、しっかり内容が覚えられた。テスト勉強のやり方がわかった」と答えてくれました。この話を高1の生徒にしたところ「普段は60分で4回と第5週だけ80分がよい、第5週が無い月は、その月の都合のよいところでやりたい」と答えてくれました。他の生徒も60分がよいという要望は強いです。ならば、生徒の要望に添うてみようと考えました。そこで、5時、6時半、8時というスタート時刻だけは変えないで、月あたり合計320分になるように調整します。生徒にとっても1回増えるだけなので、あまり負担にはなりません。また、80分6回の生徒は、60分8回になり、週2回ペースになりますので、リズムが作れますし、目標到達度チェックも細かく設定して 把握しやすくなります。しかしもちろん、60分でやってみたが、やはり80分X4回を希望する生徒も出てくることと思います。その場合は、80分で行います。こればかりは、やってみないことには結果はわかりません。
オンラインでの効率的な勉強法は、短時間集中特訓ではないかと思います。数多く特訓を積めば、読めない単語が無くなりますし、知識が増えてゆきますので、ノートやカードに整理する方法を教えます。特訓後に自分で整理することでポイントがしっかりと定着します。その積み重ねで頭の中のファイルにも自ずと整理されてゆき、着実にステップアップしてゆきます。

 

お知らせ(2月4日)

 

 先日、現小6のお母様より、入塾問い合わせで、「これまで油断し過ぎた。回りの生徒が、こんなにできるようになっているとは気付かなかった。なんとか立て直して欲しい」というご相談をいただきました。そこで今年度より新企画として、主に小6と中学生で英語が苦手という生徒を対象に、「もう一度基礎からやり直し英語」 コースを開設いたします。内容としては、このHPのQ&A欄のQ7の新中1スタート講座の内容を手直ししたもので、音読しながらノートに書くことを主体とします。本人の理解度に合わせて進めてゆきます。英語は習うより慣れよ(Practice makes perfect.)と申します。どんどん暗記して運用力を高めてゆけば、自信が付きますし、さらに意欲的になります。また、この授業の応用編として、60語くらいのやや易しめの英文を2回聞いて、覚えている英文を思い出しながら書いてみて、最後に読まれた放送文と照らし合わせてみるという授業も行います。4技能が一体のものであることが実感できてこそ、伸ばすきっかけがつかめます。

 

お知らせ(12月1日)

 

1冬来たりなば、春遠からじ。
イギリスの詩人シェリーの有名な詩の一節ですが、じっとこのまま我慢すれば、必ずまた盛り返すと信じて耐え忍んでも、過去へのこだわりが強く、これまでの反省もなく、無計画で将来への見通しも甘くあいまいなままであれば、取り残されて、次第に淘汰されてゆくだけです。心機一転、再起を期すために、皆様方のご理解とご支援をいただくためには、現状を分析し、将来へのはっきりとした見通しときっぱりとした決断を示すことが必要であると思います。これまでと何が違うのか?どこが変わったのか?塾運営は、常に背水の陣です。受験生と同じと思います。真剣に向かい合ってこそ相乗効果が生まれ、危機感と緊張感があればこそ、活路が開け伸びてゆけるはずです。オンラインでも対面に負けない、受講して「わかったぁ」が実感でき、さらに意欲的になる授業を心がけ工夫したいと考えております。

2自習室の有無が重要か
まず、今年になって、1月2月はオンラインで堅調に推移しましたが、3月から対面でも可能としたところ、年度の変わり目 という理由もありますが、例年より多くの退塾がありました。そこで宣伝を強化してラインも利用できるようにしたところ、昨年を上回るお問い合わせをいただき、一端は盛り返しましたが、8月末に、まとまった退塾がありました。この夏の時点では、全員がオンライン授業でした。やはりオンラインが続くと外に出て対面で受講したくなるのかと思い、約2年間在籍してくれた生徒に「退塾理由をできる範囲でいいから教えてほしい」と頼んだところ、「個人指導だと他と比較ができない。刺激を求めて他塾の集団授業で夏期講習を受講した。授業の前後に自習室が活用できた。さらに、夕食で一端帰宅して、また自習室に戻ることもあった。青木先生に薦められた長文と文法語法の問題集は、全部やりきった。青木先生に勉強のやり方を教えてもらえたのがよかった。充実した夏を過ごせた。秋以降は、集団授業を継続して自習室でこのままの勢いでがんばりたい」と答えてくれました。私も2年間在籍して、力がつけば集団に変わりたいというのも無理はない。と思い、「では、うちの塾でも自習室を設けた方がいいのかな」と問いかけたところ「その方が絶対によい。授業の前後の時間が生かせる」と答えてくれました。私は早速、今いる生徒たちに同じ質問をしたところ、全員賛成でした。しかし経費のことに触れると、今のままでよいということに なりました。

生徒たちの意見をまとめてみますと、
▫授業前にドアの前でじっと待っているのが負担に感じる。
▫授業後に、せっかく勉強モードになっているのに、家に帰ると覚めてしまう。自習室があれば、授業後にその勢いで勉強してやりきって帰ることができる。
▫授業のない日も自習室が使えるのなら、1日の勉強計画が立てやすい。おそらく家でやる何倍もはかどる気がする。帰宅後もしばらく勉強して、クールダウンして終わることができる。
▫しかし自習室に自分以外に1人とか2人だと不安で集中できない気がする。数学は、他塾で受講しているが、自習室が広く、大勢の生徒が勉強している。活気があってみんな真剣なので、自分も集中できる。
▫対面なら自習室はあった方がいいが、経費がかかり授業料に上乗せされるなら、自習室は必要ない。今のままでよいという意見でした。

3対面かオンラインか
7月の夏休み前に公立中2年男子の体験授業を行いました。三者面談の際にお母様から「サッカーをやりに学校に通っているようなもので、勉強には意欲的でない。それが今回の期末テストで結果に出た。3年になってからでは遅い。うちの子はきびしくしないとやらない。対面で鍛えて、サッカーのように本気で勉強する子になってほしい」というお考えでした。ところが、私が今のところほぼオンライン授業状態になっていると申し上げたところ、お母様は「オンラインは、うちの子には向いてない。直接対面で読ませたり、添削して解説したり、宿題を出してチェックしたり学習管理してほしい」というお考えでした。そして後日お母様から連絡をいただき、「家の近所に、対面だけで指導してくださる塾を見つけた。やはり高田馬場に週2回通うのはきつい。しかし青木先生から、今から本気でやれば十分に間に合う。と励ましていただき、本人もようやくエンジンがかかり始めたようだ。時期をみて、また検討させてほしいというお話でした。オンライン導入前の授業は、まさにお母様のおっしゃる通りの集中特訓で、添削したページやプリントにハンコを押して、目標到達度チェック表にハンコを押して、これまでを振り返りこれからの目標を設定して、今の自分に何が必要かを絶えず問いかける授業スタイルでした。1992年開塾以来、幾多の大逆転劇を目の当たりにしてまいりました。当塾は英語集中特訓道場で生徒を伸ばしてきたという実績と自負があります。しかし今お預かりしている生徒は、毎回オンライン授業です。たまに対面授業にすると、「オンラインの90分は長く感じることがあるが、対面だと緊張するし集中して気にならない」と言います。しかし翌週には、「やっぱりオンラインでお願いします」となります。対面でもオンラインでも受講可能とした私の方針が、対面できびしく指導してほしいと希望され、体験授業に来られた皆様方に、礼を失する応対になりました。誠に申し訳ございませんでした。
今春からこれまでの体験授業の結果と現状をふまえて、また将来的な需要を考えて、当塾の場合は、どちらかに選択すべき時期に来たと判断しました。その結果として、当塾の生徒は、通塾の負担等も考え、自習室もなく、1対1ならオンラインでよいという考えです。私も、「少し先生とキョリを置いた方が授業が受けやすい」という生徒の意見を取り入れ、対話形式のオンライン授業を選ばせていただくことにしました。

4シンプルイズベスト
2年前に、ネットの経済ニュースの記事でコロナ禍後に生き残れる企業とは?またその条件とは?と銘打った特集記事がたくさんありました。要らないものを削ぎ落とした、無理や無駄の無い、効率的、合理的等の言葉がキーワードのように使われていましたが、私は「何を売りにしているか、一言で言える企業」という文言が要を得た表現だと思いました。専門性を売りにして棲み分けができます。
買い手側にとっては、シンプルであればあるほど、イメージが描きやすくなり、本当に必要なものかどうかの判断がつきやすくなります。私は開塾当初からこの点 にこだわり、他塾様との差別化を図るため、英語だけ1対1、その時間には他の生徒はいない、つきっきりの完全個人指導で「生徒の今」にこだわり、今すべきことを今やるという方針を貫いてまいりました。
しかもオンライン導入後は、生徒が自宅でオンラインがよいと言うなら、高田馬場駅前にこだわる必要はない。家賃の要らない自宅に帰ろうと決心しました。私にとっては、まさに

究極の選択です。
またオンラインはズームの無料版を使っておりますが、40分で切断されるため、生徒に有料版にするか問うてみたところ、全員が「またすぐにつながるから、今のままでよい」という意見でした。40分は今年7月からの措置であり、今しばらくこのままで様子を見ようと思います。

5講義か対話か、
オンラインだけの英語塾にするなら、私がこだわったのは、オンラインでしかできない授業をやること。授業内容においてもスリム化し効率的な授業展開を目指すことです。生徒にとって一番大切なものは今です。そのことを指導者側がどこまで真剣に考えているかです。授業をスリム化させれば、今必要なものが見えてきます。生徒を精神的にも疲れさせないことが重要です。予め板書する基本例文をプリントにして、書画カメラで読み合わせを行い、ホワイトボードで説明を加えれば、生徒はノートをとる時間が省けますので、余裕が出てきて、どんどんしゃべるようになります。生徒はしゃべりながら、頭の中で整理できます。文法は、先生の説明を聞くだけではなく、使ってみると身に付きます。そのため、ポイントを変えずに単語を入れ換えて、なるべく多くの英文を口頭で答えてもらいます。対話形式では、最初から絡んできたほうが集中します。ひらめいたらすぐ口にする。会話をしながら文法を学んでゆく、どんな単語をどのように並べるか、経験から学ぶ英文法です。この機動力を駆使した口頭英作文はひらめき力を鍛えます。英語がそのまま口から出てきます。なぜ英文法を学ぶのか、コミュニケーションを円滑にするためです。生徒は、オンラインでも「待ってください」と言いながら楽しんで答えているのがわかります。実際使ってみることの積み重ねが、文法力もスピーキングの力も伸ばしてゆきます。

6徹底的な音読演習
まずは教科書です。1対1ですし、他に生徒はいませんので、声に出してしっかりと読んでいただきます。さらに、あるレベルの長文をレベルを下げないでたくさん読むことで、慣れますし、初見の長文を見ても引かなくなります。発音しながら読むことが大切です。自信がつくと余裕を持って読んでゆきます。当塾にお越しになる方の中でも、以前は英語が得意だったのに急に点数が取れなくなって、勉強が進まなくなって、相談に来られるというケースが多いです。決めつけるつもりはありませんが、私からみると、能力の限界というよりは、音読しない、単なるさぼりです。中高生のある時、これまでと違って、急に難しくなったようで単語も文法も覚えられなくなったという経験は、少なからず誰にでもあると思います。その時に、ほったらかしにしておくと、途端に英語が不得意科目になり、本人も自信を失って余計に英語から遠ざかってしまいます。
私は、幾多の大逆転劇を目の当たりにしてまいりました。と申し上げましたが、生徒たちは音読をしながら次第に自信を取り戻して大逆転劇を成し遂げてゆきました。単語も文法も難しくはない長文問題でも内容がつかめないのは、普段音読をしないことが原因です。また、最初は勢い良く読み初めても、途中で息切れして疲れてしまって、内容がつかめなくなるのも同じ理由です。中学生は今回の教科書改定で内容量が増えました。高校生もセンター試験に比べて、共通テストで内容量が増えました。速く正確に読む練習を積み重ねてゆかないと、制限時間内に解き終わることはできません。まさに訳さないで英語のまま内容を取る特訓が必要不可欠です。
そこで、当塾では、シャドーイングを行います。ネイティブの先生の声に合わせて読んでいけば、英語のリズムとポーズの取り方が自然と身に付きます。私は生徒に丸ごと真似て、丸暗記するつもりで読むように薦めています。CDを聴きながら英文を読む習慣が付いてくると、一定の間でスラッシュを入れながら、意味のまとまりや文の終わりに休みを入れながら読んでゆきますので疲れません。間を取ることが集中力を最後まで持続させる秘訣です。この疲れない読み方の上手くなった生徒から長文読解力が伸びてゆく感じです。おそらく余裕が生まれるのだと思います。この余裕が予測力を養成します。英文は、相手の興味が続くように流れてゆくように書かれています。そのため、先を予測しながら読むクセをつけると、今何を説明しようとしているかに焦点を合わせやすくなります。私は、生徒をこの受験のレールに乗せることを目的に指導していますが、英文から逃げないで音読を積み重ねてゆけば、論理の流れ、展開に自然についてゆけるようになり、柔軟な思考力を産み出します。この思考力が設問で迷わず正解を見抜く得点力に直結します。
じわりじわりと伸びてきた生徒が自分の勉強法を確立させて一気に伸びてゆきますが、それはシャドーイングによる英語のリズムをつかむ特訓が土台になっており、その力はリスニングテストにおいても遺憾なく発揮されます。

7 最後に、では何のために塾で英語を勉強するのか?と問われたら、私は生徒と共にいろいろな英文を読み、今の世界を知り、感じ取るためと答えます。今を感じ取れれば、次に何をすべきかひらめくはずです。私の場合は、今回は固定費削減という結論を出しました。今後は次ページの特色欄にお問い合わせいただいた内容を含めQ&A形式で続けてゆきたいと思います。よろしければ、特色欄をご覧願います。

  

オンライン英語塾に変更するために、現在在籍いただいております生徒のお母様に了解を求めたところ、お母様から、そして生徒本人から様々なご意見、ご要望をいただきました。しかし、ご質問に即座に上手く答えることができず、改めてこの欄で答えさせていただきたく思います。なるべく読み易いように短くしました。詳しく知りたいとか、ご相談あれば、ご連絡願います。今後どんどん追加してゆきます。また場合によっては加筆、訂正することがあります。

Q1  授業料一本化にして月単位とは、生徒側で月4回か6回か選べるということですか?希望した日が埋まっている場合などには、どのような対応が可能ですか?

A  月単位でのチェンジが可能です。テスト2週間前からの日曜日4コマ、各曜日3時30分のSコマ、臨時で9時半から10時50分のコマも可能です。テスト前日の授業も可能ですが、少し早めにテスト対策を始めて、前日は見直すくらいの余裕があった方がよいです。また生徒によっては、テスト週は休みにして、テスト後に振り替えて欲しいという生徒もいます。
毎回の授業実施日は、日誌に記録しておりますので、6回分振込んだが、その月5回しかできなかった場合は、残りの1回を翌月の第5週に行うとか、次のテスト対策や英検対策で使うなど柔軟に対応します。
また、基礎から徹底的にやり直したい場合は、月8回指導も可能です。これまでのケースだと、だいたい半年をめどに月8回で、その後は月4回というケースが多いです。繰り返しで恐縮ですが、私の方から無理に6回をお勧めすることはしません。まずは4回でやってみて、本人がもっと増やしたいというなら、ご検討願えればと思います。
 

Q2 そちらのHPの中で、「私は、幾多の大逆転劇を目の当たりにしてまいりました」と書いてありますが、うちの息子は私立中3で、これまでいくつかの塾に通わせましたが、鳴かず飛ばずの状態で、中学受験の時の友達は皆順調みたいですし、このままでは、ますます差が開くばかりです。そちらにお願いするなら、どのようなご指導をしていただけますか。

A  塾に通わせても成績が伸びないという原因の理由は、むしろ生徒側にあるように思います。生徒本人ではなく、むしろ保護者の方です。当塾の場合、私が体験授業に来た理由を尋ねると、決まって「親が行けというから来た」と答えます。「他にいくつか通ってますか」と尋ねると、個々様々ですが、ある生徒は、「受験のためオンラインで集団授業週2回、学校補習対面で1回、オンラインで英会話1回で全部親が決めた。あと習い事1回と部活が3日」という答えでした。授業後の三者面談の際に、お母様から、「オンラインは家から出なくて安心ですが、当塾には対面で受験と学校補習の弱点補強をお願いしたい」というご要望でした。私は、「いくらいい授業を受けたとしても、習ったことを何度も繰り返して覚え込む時間を確保することが必要ではないですか」と申しあげましたが、「二人でよく話し合ってみます」と言われて、その後連絡はありません。これまでのコロナ禍においては、お母様のお考えは決して間違いではないと思いますが、ところがこの4月から新課程になって、各教科とも内容が増えました。そこに塾を加えるとすれば、塾任せではなく、どのような内容を習いたいか、はっきりとした目的意識を持つ必要があると思います。
私は、自己管理のやり方を指導します。いくらいい塾に入っても、素晴らしい先生に巡り会ったとしても、家庭学習が変わらなければ、成績の伸びは期待できません。自己管理とは、計画的と継続的と効率的が合わさったものだと思います。自分の勉強法が確立されれば、まわりが言わなくても自分で勉強を始めます。それが大逆転劇の始まりとなります。

当塾のオンライン授業についてのご意見


▫中学受験が、いわば特例だった。やはり夜は家にいてくれた方が安心。
▫電車や駅前の人混みとかに子供を出したくない。
▫送り迎えが大変で、食事等の時間がずれる。
▫数学もオンライン塾で受けている。受験生になったら、むしろ外に通わせたい。
▫おかげさまで3学期の学年末も結果を出したようだ。オンラインによる授業でも十分に力が付くことがわかった。しかし他教科が伸びないため、複数の生徒を同時に指導するオンライン塾で回数を増やすことにした。等です。
私は、継続してくれている生徒に本人からも意見を求めたところオンラインに賛同する詳しい意見が寄せられました。
▫オンラインだとマスクしなくてよいので楽。
▫オンライン授業後、ひと息ついて家庭学習にとりくめる。
▫授業前後の通塾時間を無駄に感じることがある。
▫その日までにやらなければならない宿題とかがあると、授業を受けててもその事ばかりが気になり、早く帰りたくなる。
▫テスト1週間前に、通塾だとたぶん休んだかもしれないが、オンラインだと平気だった。
▫以前は塾で習って家で復習するものと思っていたが、オンラインで回数を積むと対面と変わらない感じがする。
▫オンライン授業後にリビングに行くと、両親からニコニコして「お疲れ様」と言われた。

私はさらにいくつかの質問をしてみました。まとめて申しあげますと、
▫臨場感や緊張感はどうか?と尋ねたところ、予め用意された教材を解くのではなく、英検とか学校とか自分に合わせてやってくれるのでオンラインでも集中できる。
▫動画は一方的だが、オンラインは双方向なので自分のペースで進められるので集中できる。
▫音読したり質問に答えていると慣れてきて、引かずに自分が出せるようになった。残り時間が気にならず、集中できる。
▫授業後に何をやればよいかが自ずとイメージできる。
▫さらに自分に予定がない時に自宅で授業を受けられることも集中できる秘訣。
▫また、オンラインの方が質問しやすいと答えた生徒がいました。やはり対面より私との間にキョリを少し取った方が、授業が受けやすいと感じる生徒もいるようです。

 

Q3 そちらの塾では、動画 授業はありますか?

A  授業中に動画を見ることはありません。また、特定の動画配信業者様との契約もありません。私は生徒に、教材として積極的に動画を活用するように言ってます。動画のよいところは、自分の都合のよい時に、余裕のある時に、いろいろな先生の解説を何度も繰り返して見れることです。15分くらいのものが多く、すぐにポイント解説になりますので無駄がありません。しかし見てるだけではなくて、自分が先生になったつもりで自分に説明してみるように言ってます。例えばよく目にする過去のセンター試験に出た問題で、This is the place (   )I want to visit.カッコになぜwhereではなくてwhichなのか、また、This is the place(   )I was born.の場合は、whereになるのか、自分の言葉で説明できれば問題あリませんが、わからなくなった場合は、もう一度再生したり、他の動画を見たりするのもよいですが、私は、参考書を活用するようにすすめています。参考書は、数冊あった方がいいです。集団授業や動画と違い、自分のペースで読めます。読み比べてゆくうちに、ここはやはり外せないというように、まとめる力が自ずと身に付いてきます。解説と解説とが織り成す布のようにポイントがしっかりと定着します。私は、講義でも動画でも後で問題を解くだけではなく、必ず自分でまとめるという手間が必要だと思います。まとめたものを繰り返し見直し暗記することで、応用力が身に付き使いこなせるようになり、表現力が伸びてゆきます。私は授業中にテンポよく、文法のポイントを口答英作文で確認テストをしています。書いたものを添削すると、かなりの時間を喰いますが、この方法だとかなりの量がこなせます。口に出しながら確認できますので、英語になじみ、自分の勉強の弱点補強となり、反応が速くなることで、躊躇せず言いよどむ癖が無くなり即答力が養われてゆきます。