指導方針 「生徒を引っ張ってゆく力」で勝負します

 

中1


高校入試にとどまらず大学入試に向けての基礎力を養成してゆきます。スタートダッシュで勝負です。習ったことを自由自在に使いこなせる表現力を身につけさせます。テキストよりもむしろ、ノートによる添削指導に大半の時間をかけて行います。I have a pen.  I want a pen.  I need a pen. というふうに、英語を日本語に直さず、そのまま理解するよう指導しています。同時に、手紙文に対する返事の手紙を書かせるなど、コミュニケーション能力を身につけさせます。何が問われているのか、どのように答えればよいのかをまず指摘させ、なるべく短文で書くよう指導しています。また、リスニングも日々の家庭学習にうまく取り入れるよう指導しています。内容面では特に4つのS(3単現、複数形、所有格、所有代名詞)に着目します。2学期までに中1内容を完成させ、3学期は中1内容の復習とさらに中2前半内容まで指導します。

中2

中学2年生は、マラソンでいえば、ちょうど折り返し地点にあたります。これまで学習してきたことをしっかりと身につけ、同時にラストスパートに向けての応用力、実践力を身につけてゆかねばなりません。しかも中2内容で英語をつまずいてしまえば、あとあと大学受験までひびいてゆきます。それだけ、中2内容には重要な事項がぎっしりとつまっています。中2内容を理解することの有無がその先の英語力を飛躍的にアップさせるか苦手科目のまま引きずってゆくかの境目となります。そのため、まず中1内容の総復習を時間をかけてしっかりと行います。その上で中2内容を中1内容とからめながら進めてゆきます。いたずらに先へ進むばかりでなく、しっかりとした実力として定着し、英語が得意科目となるよう、この1年間をかけて徹底的に鍛え上げてゆきます。中1の成績を維持し、さらに伸ばしたいと望む生徒にも、中1でスタートが出遅れた生徒にも格好のコースとなること受け合いです。

《国私立内部進学コース》応用発展力を身につけるために高度な問題にも積極的に取り組んでゆきます。3学期までに中3までの全範囲を一通り終了し、重要単元については繰り返し学習し、英検3級をめざします。

《高校受験コース》中1の復習にも十分に時間を割きながら進めてゆきます。一度習ったことは忘れないように反復学習をこころがけ、中3に向けての受験英語の土台を築きます。

中3

私がぜひとも中3までに身につけてほしいと願うことは、自立学習です。まわりや自分に対する甘えを捨て、自らの力でものにしてゆこうとする意欲です。しかし、ひたすら解くだけでは英語は伸びてゆきません。実力を得点に結びつけ、得点力をアップさせることが肝心です。要領とかテクニックとかいわれていますが、パターンごとに整理された教材を、私との添削指導によって、数多く解きこなすうちに、自ずと解くコツが身につきます。英語に自信がつき、やる気になることが第一だと思います。栄冠を勝ち取るまで責任をもって指導し、励まし続けてゆきます。

《国私立内部進学コース》前半は中3内容の総復習。秋以降は内部テストに備えての万全な対策をおこないます。入試演習をアレンジした演習プリントを使用し、高校から入学してくる外部生にも決して負けないだけの実践力を養成します。また、高校内容の先取り学習もおこない、英検準2級をめざします。一足先に大学受験に照準を据えたコースです。

《高校受験コース》これから本格的に受験勉強を始めようとする生徒にも、十分配慮した年間カリキュラムを個々に作成します。中3内容と平行して中1中2の総復習をおこない、得点力のアップをめざします。入試演習に移る前に十分な演習トレーニングをおこないますので、不安やあせりを感じることなく、じっくりと受験勉強に取り組めます。

高1

大学入試では、文系・理系を問わず英語が合否を左右します。現役合格のためには、先手必勝です。計画性と実行力で勝負です。これまでの中学英語を大学入試のための基礎英語としてとらえなおし、根底から徹底的に鍛え上げてゆきます。テキスト、演習プリント以外に毎回の単語・熟語テスト、弱点補強のため基本文法事項の総復習を兼ねた課題プリント、総合力アップをめざし、実践的なセンスを磨きあげるために頻繁な小テスト実施、その他、基礎長文演習等かなりの根気強さが要求されますが、この一年をかけて大学入試に向けての基礎英語を完成させます。

高2

私の指導経験から申しますと、多くの進学校では、高3になると教科書と併用して、入試の過去問を元に編集された問題集を用いての演習形式の授業に移行します。高3になって、受験生としてよいスタートを切るためには、この1年間でしっかりと十分に知識分野の仕込みを行うことが大切です。当塾では、塾専用教材と市販の教材をうまく組み合わせ、計画的に知識分野の仕込みを行います。また、入試演習を想定した応用発展問題にも果敢に取り組み、これから何を覚え込み、どのような長文を読み込んでゆけばよいのかを自覚させ、目標到達度チェック表を用いて、実践させます。

高3

いよいよ受験生本番です。夏を征するものは入試を征すと申します。知識の仕込みは受験直前まで続きますが、夏までにできるだけ多くの知識を仕込むことが、秋以降の模試の結果にも表れますし、志望校への現役合格につながります。そのため、夏までは徹底的な知識の仕込みとそのチェックです。文法中心の授業です。単元別のポイント整理と弱点補強、重要構文の反復演習を中心に授業を行い、毎回50題のイディオム演習を行います。長文読解は、苦手なテーマで引いてしまわないように、標準レベルのさまざまなテーマの長文を読み込んでゆきます。秋以降は夏までに蓄えた知識の一層の充実をはかり、またその知識がフルに発揮され、模試での得点力アップに結び付くよう、長文演習中心の授業になります。さらに、11月中旬からはセンター対策と志望校に向けた実物演習も授業に組み込んでゆきます。第一志望に見事合格できるよう、全力でひっぱってゆき、励まし続けてゆきます。

 

卒業生(Q&Aからの抜粋です)

 

Q6 高3の夏までは、まるで部活のために通学するような生活をしておりまして、その後、受験勉強に取り組みましたが、志望校に合格できず、再チャレンジすることになりました。本人は「英語が解けなかった、考えが甘かった」と申しております。親としては、やっと本気になってくれた、と思いますが、うまくゆくか不安にも感じます。いかがでしょうか

 

A  絶対的な勉強量の不足が原因、と本人が自覚しているのであれば、単語・熟語・構文を計画的に仕込んでゆくことで、着実なステップアップをめざします。秋以降の模試において、しっかりと結果を出してゆくことが志望校合格に直結します。よく、夏までは仕込み、秋からは追い込みと申しますが、この一年間は、効果的な時間の使い方と勉強法で勝負です。私は受験生に「まわりに振り回されず、自分の受験英語を築きあげなさい」とアドバイスしています。そのために、今覚え込むべきことを後に回さず、今おぼえこませています。今を大切にして、仕込みとチェックを積み重ねてゆけば、不安やあせりを感じることなく、落ち着いて受験勉強に取り組め、力をつけるとともに自信が沸き、自分の勉強法とペースがつかめます。また、その力は秋以降の模試で十分に発揮されます。秋なかば以降の入試演習においても、再度構文の総整理を行います。英語が伸びてゆくことが実感できますし、受験まで緊張感を絶やさず、意欲的に受験英語に取り組むことができます。

 

 また新たに、最近では通信制高校に在籍しサポート校に通いながら高卒資格と大学受験を目指す生徒の保護者の方からお問い合わせをいただくようになりました。近年サポート高に通う生徒数が一段と増加傾向にあります。当塾では、全日制高校生と同じく指導します。具体例を挙げますと「中学の基礎の基礎から指導して欲しい」というご要望をこれまで数件いただきました。その場合、4級からの段階的な英検取得を目先の目標として大学受験に向け指導してまいります。

 

 例文活用力UP!! 伸ばすきっかけが、つかめます。


これまでの文法の授業は、板書で導入解説 → テキストでポイント整理 → 問題演習 → 添削解説という流れでしたが、新たな試みとして、各単元ごとにポイントをまとめた例文集プリント(基本編と応用編)を作成しました。問題演習に移る前に、この例文集プリントを用いて再度ポイント整理をおこないます。同じポイントが、何回か繰り返し出てくるように作成しました。また問題演習の際にも、例文集をそばに置いて反復演習をおこないます。私は生徒に「例文集から仲間を見つけなさい」と申しております。数多くの例文に触れ、ポイントがつかめれば、わかる、自力で解けることが実感できます。
さらに家庭学習においても、学校の教科書、塾の授業内容、この例文集、市販の参考書などを元に、重要と思う英文を書き抜き、自習ノートを作成するよう指導しています。はじめは同じポイントの例文を羅列したり、解説や日本語訳も書いたりしてきます。私は、暗記し継続できるように、英文のみを適量書いてくるようアドバイスしています。回を重ねるごとに、スッキリと整理され、いわば自身の拠り所ともいえる自習ノートになってゆきます。自分でポイントを整理し、使いこなせる習慣を身につければ、表現力が豊かになり、得点力に直結し、伸ばすきっかけがつかめます。

 

本物志向の英語塾を目指します

以前ある勉強会に出席した際、講師の先生より「作業になるな。サービスを心がけよ。」と題してお話しをいただきました。受け手側にとって不満や不安を解消させることが第一、それが満足のゆくサービスにつながると再三強調しておられました。
「こんな授業をしてほしい」「やる気はあっても思うように勉強がはかどらない」「授業はわかるが得点に結びつかない」平素の英語学習に対してそのようなお気持ちをお持ちの方もいらっしゃることと思います。自分に合った勉強法が確立されると、家庭でも勉強するようになり、おもしろいように伸びてゆくのが英語です。私は生徒との対話を重視しています。学校の進度や家庭学習の様子などを伺いながら、着実なステップアップをめざします。生徒本人や保護者の方から「家でも勉強するようになりました。」といわれることが、私にとってなによりの励みになります。またその信頼関係こそが私の塾の礎です。習ったことをしっかりと自分のものにして、生徒自らも意欲的に英語学習に励めるよう、対話を重ねながら全力でひっぱってゆきます。

 

勉強のやり方を教えます。

これも、ある勉強会で教えていただいた内容ですが、「社員の発表力を伸ばせ」と題してお話をいただきました。「まず、相手のことを認めることが第一。仕事ではなく、仕事のやり方を教えろ。命令調にならずアドバイスするつもりで。また、定期的に発表会を開き、イメージのすり合わせを行うこと。全体像が見えてくるだけでなく、本人のスキルアップにもつながり、成果の向上が期待できる。」そして最後に「質を高めてゆくことが、生産性を飛躍的にアップさせる。」と締めくくっておられました。
私は、生徒に勉強のやり方を教えます「難しい単語は出ていないのに、内容が把握できない」と長文に苦手意識を持った生徒には、スラッシュ /リーディングを教えます。しばらく回を重ねてゆくうちに、意味のまとまりごとに/を入れ、まとめながら読めるようになり、力がついてきたことが実感できます。また、さらに単語熟語も、どんどん仕込んでゆこうという意欲にもつながります。
私は塾の真価は「生徒を引っ張ってゆく力」で問われるものと思います。志望校合格のためには本人の努力は不可欠ですが、勉強のやり方を教え、進度と内容をチェックし、弱点補強を行い、アドバイスすれば、早く正確に解けるようになり、学習量が大幅に増加します。「これだけの量を解き、覚え込んできたんだ。」という積み重ねの裏付けがあってこそ、難関校にチャレンジしようと、やる気になり、本気になります。
 

英語は必ず伸びる

復習こそすべてです。習ったことをしっかりと復習する習慣さえ身につけば、着実に伸びてゆくはずです。また、単語熟語、構文にも毎回課題を与えますので、しっかりと暗記してゆけば、表現力も伸ばせるはずです。受験に必要な知識が完全に定着理解できるまで、徹底した反復演習をおこないます。英語に活路を開くことで、受験英語を活性化させ、前進させてゆきます。

 

自分に合った勉強法が英語を伸ばす

塾の授業を自分の受験勉強にうまく取り入れ、活用していただきたいと思います。ポイントを絞り込み、ていねいに説明してゆきます。基本問題を十分に反復演習した後、その上に受験に必要な知識を積み重ねてゆきます。無駄がなくなり、すっきりとした勉強スタイルが出来上がります。何よりも生徒本人が、今何を覚え込まなければならないかしっかりと把握できますので、指導日以外の家庭学習もスムーズに進めることができます。

 
計画性のない勉強に勝利はない

やる気はあっても、計画を立てずに進めてゆくことは、無謀ともいえる行為です。また、飽きも生じやすく、長続きしません。やはり基本は家庭における日々の学習を計画的に積み重ねてゆくことではないでしょうか。限られた時間を有効に活用し、短時間で集中的に勉強すること。しかもそれを毎日繰り返すことが英語の実力を伸ばす秘訣です。しばらく繰り返してゆくうちに、本人の学習習慣として身についてゆきますので、受け身的な勉強から脱却し、自発的な勉強へとつながります。

 

受験から逆算されたカリキュラム

飽きっぽい、やる気はあっても思うようにはかどらない。先の見通しが立たなくなってしまうことがその最大の原因です。当塾では、受験までに使用する豊富なテキスト、教材類の中から、各学期ごとの努力目標を設定します。いたずらに先に進めてゆくことは危険ですが、春夏冬の長期休暇をうまく活用し、高2までに受験英語の完成をめざします。

 

論理的思考力を養う読解演習

生徒の受けた公開模試の解答解説を読んでおりますと、「以上の理由から筆者の考えと一致」、「~の発言内容から、筆者は当初は~ではないか、と考えていたことが読み取れる」というふうに、設問ごとにその解き方が詳しくていねいに解説されています。私は、大学入試の英語長文問題は論理パズルに似ているなあ、と感じます。論理パズルでは、その答えは表に現われていません。裏に隠されています。いくつかのヒントや手掛かりを元に、一つ一つ検証しながら絞り込み、その答えを見つけ出してゆきますが、その際に必要とされるのが、思考力、分析力、推理力です。また、それらの力が試されることにもなります。この論理パズルの解き方を長文問題の解き方に生かせれば、得点力は飛躍的にアップするはずです。当塾では長文演習の際に、まず設問で問われている内容をしっかりと把握し、問題文から答えの根拠となる箇所を指摘し、生徒自身の言葉で説明されます。その際に「練習だから、間違えることを恐れるな」と申しております。論理パズルと同じように、考えることをあきらめずに、チャレンジしてゆくことで、論理的な思考力が磨かれてゆくはずです。生徒が、「自分の考えていたとおりのことが、解説に載っていた」と申しておりました。また、保護者の方が、「テストはこれまで受けっ放しだった子が、模試を受けてきてすぐに自己採点を始めたのでびっくりしました。」とおっしゃっておられました。この読解演習を通して、筆者の考えと真っ正面から向き合い、本番に強い受験生に鍛え上げてゆきます。

 

塾テキスト、オリジナルプリントによる徹底演習

大手進学塾で採用されているテキスト、私のオリジナルプリント、市販教材を計画的にうまく活用し、相乗効果を高め、大幅な実力アップをめざします。あくまでも生徒本人の実力を引き上げることを第一に考え、ただ単に解かせるのではなく、私がチェックした後に、まだ理解できていない箇所を解説し、時には前学年のプリントを解かせるなど、柔軟に対応してゆきます。解けるという実感を味わってこそ、英語が好きになり、自信がわきます。

 

1分100語の速読演習

1対1の授業形態を最大限に生かすため、声に出してしっかりと読ませます。私に限らず誰かに聞いてもらうことで、読む力は格段にアップします。初めは、80語から100語の平易な英文を1分で読む練習を重ねます。注意力を喚起させるため、すらすらとなめらかに読むよりも、一語一語ていねいに、しっかりと読むように指導します。初めのうちは行を飛ばしたり、同じ行を二度読んだり、feltとleft,takingとtalkingを読みまちがえたりと、声に出して読むだけで大変で、とても内容把握まではできないかもしれませんが、回を重ねるごとに慣れてゆきますし、ある一定のスピードで読めるようになります。余裕が生まれ、落ち着いて読めるようになります。また、英文の内容をたずねると、初めのうちは直訳でほぼ全訳に近い内容を答えようとしますが、回を重ねるにつれ、余計な部分を削り、文章のテーマをまず指摘し、それについての筆者の考えをまとめて述べることができるようになります。力がつけば、300語、500語の長文にもチャレンジします。まず、段落ごとにばっさり切って、1分半とか2分とか時間を決めて読ませます。前段落内容をまとめた後、「次はどんな展開になるのかな」とか予想させながらよませてゆきますので、しだいに段落どうしの関係もつかめるようになりますし、全体を通しての論理の展開にも慣れ、しっかりと内容把握ができるようになります。この速読演習の積み重ねは、客観テストだけでなく、論述記述式テストにおいても抜群の力を発揮します。

 

音読演習による英検リスニング対策

中3で英検準2級、高2で英検2級をめざします。4級と3級では65問中30問、準2級と2級では75問中30問がリスニング問題です。リスニングで得点できなければ、合格点に達しません。当塾の英検対策の特徴は、放送文を声に出して読ませることです。読めない単語は聞き取ることができません。口になじませてこそ、聞き取れるようになります。たとえば、生徒はよくaisle(座席間とか店などの通路)をアイスルと発音してしまいます。sは発音しません。もう一つの目的は、速読演習と同じように、放送文を音読して内容をつかむ演習を通して、どのレベルの単語を用いて、どのような内容が出題されるかに慣れ、自信をつけさせることです。同時に、質問に対する答えを4択から選ぶ際に、生徒は「ちがう、ちがう、こっちだ」と言いながら解いていますが、「何が問われるか」質問にはパターンがあることに気付かせることです。生徒が、「4択をヒントに放送文を読んでいると、どんな質問がされそうか予想できる」と申しておりました。英検では、リスニングに限らず、出題傾向にはパターンがあるように思います。パターンごとに演習を積み重ねてゆけば、正答率がアップしますし、合格に直結します。
また、ご存じの通り、英検の出題形式は、センター試験の出題形式とよく似ています。私は生徒に「英検のためだけの英検対策に終わるな」と申しております。解説にある解き方と考え方を受験術として身につければ、英検だけでなく、センターと大学入試問題にも十分に活用できることが、自身で実証できますし、手応えとして実感できます。この演習を通して、雑に解くクセが改まり、考えながら解く習慣が身につきます。

 

  ついにやります。オンライン授業開始。

 

※訂正 生徒のコロナ予防接種と健康観察期間が大半は終了したように思えますので、令和3年11月より従来通りに戻し、通塾を原則としてオンラインでも受講可と変更いたします。

 

かねてより「8時半からの授業は、帰るのが遅すぎる」とか「毎週迎えに行くのが大変」といったご意見をいただいておりましたが、オンラインでは、まさにゴールデンタイムです。私は、生授業へのこだわりがありますが、現状においては、生徒の安全に配慮するのが第一と考えます。技術面では、まだオンラインに不慣れなところはありますが、内容面では、十分な授業内容が生授業と同様に提供できると自信を持つに至りました。通塾も可能ですので、普段はオンラインで、テスト前は対面で、という選択も可能です。その場合、その週空いたコマか、日曜日午後になります。授業料は、通塾生と同じです。宜しくご検討願います。

 

※お願い  第一回目の無料体験授業につきましては、できれば対面授業で行い、授業の進め方を説明し、ご要望をお伺いし、本人のスマホとの動作確認を実施したいと思います。パソコンで受講をお考えの方も、初回は顔合わせをした方が、慣れが早いと思います。ご理解いただきますようお願い致します。

 ※ 関連記事を特色欄に掲載しました。ぜひご覧頂きますようお願いいたします。

オンライン授業を始めて早くも4ヶ月が経過し、オンラインと対面授業の違いについていろいろやってみて想うところがあります。それらを申し上げたいと思います。まず、当塾の生徒にオンライン授業についての意見を聴いたところ、「家では生活音や弟や妹の声がして授業に集中できない」とか、「家族に聞かれるのがはずかしい」という意見で、あまり乗る気でない様子でしたが、これに対し塾だと1対1なので集中できるという意見は全員同じでした。時間をかけて通塾してでも集中して自分をすべて出し切れる学習環境を望んでいることがわかります。そこで当塾におけるオンラインの位置づけとしては、天候悪化、体調不良、大幅に遅れそう という場合に、オンライン授業で行うか、他の日に振り替え可能というあたりで落ち着いてきたように思えます。この4ヶ月のまとめとして申し上げるなら、基本は通塾で、オンラインとの併用により、欠席による振替授業がずいぶん減りました。生徒にとっても、また私にとっても負担減となりました。加えて、実際にオンライン授業を実施してみたところ、画像と音声は共有できても、他の機能を使いなれていない生徒が大半で、当塾の「売り」であるその場で添削指導と弱点補強という強みを発揮することができません。さらに、オンラインだとA4版ですのでやりとりに時間がかかり、塾ほど十分な問題量を解かせることができません。

そこで私は、試しに問題演習は止めて、音読だけにしてみました。ところが、この試みが思わぬ良い結果につながりました。良い結果とは、オンラインによる生の授業をお聞きになって、ご家庭のご協力が得られるようになったことです。
授業後にお母さまの声を聴かせていただきました。授業に対する感想とご意見などのいくつかをご報告致します。

まず、中1生のお母さまから「スタートでつまずくと大変と思い、一緒に勉強始めました。丸つけばかりにこだわっていましたが、書けることが第一ですね。勉強のやり方を私が覚えました。解かせる前に読ませて書かせるですね。ケアレスミスばかりする原因がわかったような気がします」と感想を述べていただきました。
私は「ノートを活用して、まず書いてみて正しい英文を書けるようにする。繰り返し書いた方が、英文を正確に覚えて 、感が働くようになりますので、応用力も養われます。また、教科書を音読して丸暗記する習慣が身に付きますと、初見の長文も、よし、どんな内容か読んでやろうという意欲的な姿勢になります」とアドバイスしました。

次に、中2のお母さまから「先生が説明してくださるのかと思ったら、娘の声ばかり聞こえてきて、ところが、娘の自分で説明しといて自分で間違えたぁ、とはずむ声が聞こえてくると、娘の様子から先生になついているのがよくわかりました。最近、娘がやりたいことが見つかったと申しておりましたが、まさにこの事でしたか。下の子にまだ手がかかるために、十分な時間は取れませんが、少しでも手伝ってあげたいと思います」とお話いただきました。私は「お母さまがお忙しいなら1ページ丸暗記してからお母さまに聴いてもらうとか、お母さまに日本語文を読んでもらって、本人が英文を言ったり書いてみるというふうな家庭学習をしてみてはいかがですか」と提案しました。もちろんお母さまからは 快諾いただきました。1対1のオンライン授業で、私ばかりがしゃべると、動画と同じです。私が試みたのは、生徒に任せてみる授業です。生徒にテキストを読ませて生徒のペースで進めてゆけば、読み合わせの授業でも集中します。わからなければ、すぐに質問できます。今回の授業は、不定詞と動名詞でしたが、最初のうちは左ページに解説があってそれを参考にしながら右ページの問題を解いても間違えます。一度に覚えようとしないで、無理なくノートに繰り返し解けば、覚えます。私は生徒にはそれぞれ覚えられるペースがあると思います。そのペースを自覚させれば、一回では無理だ。繰り返して覚えてゆこう。という計画性が生まれます。この段階で手助けしてあげるのが、最も効果的です。当塾ではこの段階で畳み掛けるように解かせて添削指導します。やりたいことが見つかったというのは自信の現れです。自信が付くと言葉や顔の表情や態度に現れます。今ちょうどやらされている勉強から、前向きになり自分でやる勉強に変わりつつある段階です。励ましてあげることでさらに伸びてゆきます。自分の勉強をしっかりと受け止めてくださる保護者の方がいるだけで、自立を自覚させ促し早めます。

そして、中3のお母さまから「オンライン授業でも受けなければ、わからなかったことですが、息子が英語を読むのを始めて聞きました。それにしてもひどい発音ですね。学校の授業以外では、教科書を開いていないのがよくわかりました。そちらにお願いしてまだ日も浅いですが、先生から家でも音読させてくださいとアドバイスいただいたのが 、このことかぁ、と納得しました。この調子だと読めない単語が増えて、英語が不得意になるのは目に見えてます。教科書準拠のCDも未開封のままですし、もう本人任せにはしていられません。これからはCDを活用して先生のアドバイス通り、私が読ませようと思います」とお約束いただきました。私は「最近では授業始めに一斉に音読させる学校が増えてきたように思います。しかし一人だと、本当に読めるのか絶えず確認し完璧にしておく必要があります。本人にCDを渡しても、たぶんやりません。そこでお母さまがCDの先生の声に合わせて発音し、まずやってみせてください。そうすると本人が、僕の方が上手いと言って、大声で堂々と発音するはずです 。その瞬間を逃さず、やっぱさすが!パパの子だけあって飲み込みが早いわねぇと誉めてください。誉めることは認めたことですし、認めたことは、一人でできることを意味しますし 、自分で音読を始めるきっかけになるはずです。そして、できれば毎日音読するように心がけ、チェックして習慣化させてください」とアドバイスしましたが、さらに申し上げるなら、やや大きめのカレンダーの余白に音読した日ごとにページと所要時間(当塾の目安としては長くても1回連続15分)を書き込みます。毎回記入することで、月単位で管理ができるようになり、やらなかった日があっても気にならなくなります。そしてカレンダーは勉強部屋ではなく、リビングに貼ったほうがいいです。自分の勉強を家族全員が共有するイメージです。いわば家庭学習の可視化です。見守ってあげるだけでいいと思います。当塾では、授業の始めにこの一週間で何をしたかを発表してもらいます。また授業の終わり少し前に次回までの宿題を話し合います。まず教科書、それから英検リスニングの放送文を読むというふうに、自分でやることを決めてやりきることを繰り返せば、音読習慣が身に付きます。音読は英語学習の基本ですが、我流にならないように、必ずネイティブの先生の声に合わせて読むように指導しています。この読み方(シャドウイング)を繰り返せば、英語のリズムが身に付きますので、読みやすく聞き取りやすくなるだけでなく、いちいち和訳しなくてもかまわず先に進めますし、解くスピードも飛躍的にアップします。テストで結果が出せるようになると音読の大切さが認識でき、自信がつき、家庭学習にもはずみが付きます。

最後に今春からシンプルになった英検CBT(パソコンで行う英検)についていろいろと思うことを述べさせていただきます。まず、当塾の5月英検CBTの受験結果として、中3生が準2級、高2生が2級に合格しました。私は、合格の報告を受けるまで全く知りませんでした。最近ではCBTで受けて合格したら報告するという生徒が増えてきました。二人の話によると、ライティングは今春からパソコンに打ち込むタイピングと用紙に書く筆記とが選べるようになったそうです。二人とも用紙に筆記を選択しました。また自分の都合に合わせて受験できます。これからですと英検第2回は10月ですが、CBTでは9月と11月にも実施されますので自分の側で選べます。そして何よりも一次と二次が同時に行われるため1日で済むので負担が少なかったというのが二人の共通した意見でした。そこで私は、これまで準2級にCBTで合格した他の在塾生にも、なぜCBTで受けたのかと聞いてみました。すると、生徒の言葉をそのまま引用しますと「かなり前のことになるが、3級の1次は学校で受けたのでよかったが、2次試験会場まで以外と時間がかかった。さらに指定時刻に行ったにも拘らず、待機室にはすでに多くの生徒で混み合っていて、試験までやや少し待たされた。また中学生だけでなく小学生や付き添いの小さな子連れの母親とかもいて、静かに落ち着いて待つ雰囲気ではなかった。家に帰って母親にありのままを話すと 、しばらくして準2級はCBT受験を勧められた。CBTは2次試験から始まり、1次試験の終了した時点で申し出て退室できた。無駄な時間も生じることなく1日ですべて終わった。今2級もCBT受験を前提としたパソコン教材で準備を進めている」と答えてくれました。(追記)もう一つの例は、同じくCBTで準2級につい先頃合格した中3の女子生徒で、3級の対面の2次試験の際には、残り時間ばかりが気になり上手く答えられなかった。その事を先にCBTで準2級に合格した友人に相談したところ、「CBTだと答え始めてから残り時間が表示されるから、落ち着いて答えられる」とアドバイスをもらった。実際その通りだった。それと今回は使わなかったが、もう一度質問を聞くというボタンがあった。2級の時は使うかもしれない。とCBT受験の感想を述べてくれました。

また、CBTの経験のない他の生徒に9月のCBTを勧めたところ、生徒の言葉をそのまま引用しますと「それってちゃんとした英検なんですか。私は10月は忙しいので1月の第3回を学校で受けるつもりです」という意見が返ってきました。英検HPには同じ資格と明記されています。また、他の生徒は「パソコンは使い慣れていないので操作に時間がかかるし不安。マークシートの方が安心」という意見でした。今後CBTの受験者が増えるにつれてCBTの認知度も高まってくると思いますが、現状ではテストは鉛筆を握って受けるものという筆記試験に根強い支持があるものと思われます。しかし文科省のHPでは、現在中3と小6対象に行われている全国学力テストも2025年度からまず中3がその翌年に小6がパソコン受験(事情により紙でも可)になり、また文科省のすすめるGIGAスクール構想により次回の教科書改定となる2024年度からデジタル教科書が本格導入され、紙の教科書との併用になる模様です。文科省による学校でのパソコン導入化は更なる勢いで進みそうです

さらに受験対策においても、来年度から都立入試でスピーキングが加わることも影響しているのかもしれませんが、学校でも従来型の講義の授業に加えて、イヤーフォンマイクを付けてスピーキングテストを想定した授業も増えてきました。英会話のように何度かやり取りをする形式ではなく、英文で流れてくる問いに対して一度だけマイクに向かって答える形式です。生徒は問題の指示を聞き、日常生活についての質問に答えたり、パソコンに映る英文を読んだり、絵を見てマイクに向かって英語で場面を説明したりして、練習を積んで時間に追われても答えられるように慣れていきます。英検CBTもこの方式とよく似ています。私は、今後はパソコン受験に慣れるためにも、3級以上はCBT受験を生徒に積極的に勧めたいと考えてますが、無理強いもできませんので最終的な判断は生徒にまかせるつもりです。
またその一方で、文科省の「大学入試のあり方に関する検討会議」は2025年以降の大学入学共通テストにおける英語民間検定試験と記述式問題の導入は困難だとする提言案を大筋で了承した。という記事を見つけました。大学入試は現行の試験形式(筆記とリスニング)が継続されることになりそうです。

まとめとして、英検2次試験やスピーキングテストは、今後の自分の英語学習の方向性や普段の勉強に生かせるヒントを与えてくれているように思えます。実際にスピーキングテストに類似した問題集を当塾の中3生に2題解いてもらいました。まず絵を見て場面を説明させる問題で、問題の指示が活字となっている以外は同じです。ここで大切なのは、準備時間と解答時間が予め設定されていることです。私は練習のためやや長めの各1分としました。それでも生徒は答えだすと、途中で詰まって考え込んでしまいます。2分経過後に私は言い切ってほしいと思い「out of を使って」とヒントを与えると、すぐに「そうか、get out of ,take out of を使えばいい、put はダメですよね」と言うので、私は put into で 逆の意味になることを辞書の例文で確認しながら説明しました。そしてもう1題は、どこに行ってみたいか。その理由も述べよ。という問題で、準備時間と解答時間を各30秒にしました。「2年前にハワイに行って泳いだり買い物をしたが、また行きたい」と答えてくれました。しかしここで大切なのは、2年前と、はっきりと過去を表す語句があるときは現在完了は使えないということです。正しくは、I have been to ではなく I went to Hawaii two years ago. となります。

生徒に感想を聞くと「普通に知ってることが思い出せない。悔しいけど楽しい」と答えてくれました。私は、スピーキングテストは、暗記テストではなく活用テストだと思います。文法や語句の使い方を普段どれだけ大切にしていますかという問いかけです。口からポンポン弾むように英語が出てくるようにするには、相手が普段から使っている表現を丸ごと覚えることです。英語独特の表現をたくさん覚えることです。自分の知っている単語と文法を駆使して英文を作っても、相手に通じなければ意味がありません。その場合、普段英語を使ってる人なら、いくつかに分けて、適切な慣用句を用いて話すはずです。相手も普段自分の使ってる英語表現なので理解できます。私は、この相手が分かる表現を自分が使うように心がけることが表現力を伸ばし英語の運用力を高める秘訣ではないかと思います。単語や文法を覚えることは、文を組み立てるために大切ですが、同時に慣用表現を数多く覚えて使いこなせるようになることも、表現力を豊かにし、お互いの理解を深めるために役立つのではないかと思います。私は英検2次試験の対策の時に「なるべく文を短くして。7語以内」と言ってます。また、この対策を通して学校の定期テストの英作文で、文構成が満点で good ! をもらった生徒がいます。相手に通じる話し方をしよう、書き方をしようという普段の心がけが評価を得たものだと思います。

お願い
※ 英検内容につきましては、英検HPをご覧願います。

※ 都立入試スピーキングテストにつきましては、東京都教育委員会HPをご覧願います。

※ 共通テストにつきましては、文科省HPをご覧願います